Q.ナノテクティとはなんですか?
A.:一言で言えば皮膚を保護するクリームです。
Q.皮膚をどうやって、何から保護するのですか?
A.:ローション状になっていて皮膚にすり込むことで目に見えない膜を作ります。
この膜が外部からの刺激を遮断してしまいます。
Q.「外部からの刺激を遮断する」という事をもう少し具体的に説明してくださ
い。
A.:一般的な例として手が荒れるという事。
例えば、水・油・化学薬品を使わなければならないなど手が荒れて困るような場
合、ナノテクティはこれらの皮膚への作用を遮断してしまいます。
ちょっと極端な例になりますが、塩酸を手に掛けても大丈夫です。
細かく言えば、漂白剤や強力な洗剤、そしてガソリン、グリース、オイル、ペンキ落
し、薄め液、マニュキュアと除光液、家庭園芸/農業での殺虫剤、などは直接手に
触れるとみな荒れたりかぶれたりします。
このようなものの刺激を一切遮断してしまいます。
また、コピー機などのトナーの汚れ、水性のエナメル・ペンキなどは作業前に塗っ
ておけば作業後の石鹸洗いで驚くほど簡単に落ちます。
油性のペンキやインクの場合は、瞬時に落としたければペンキ落しを使っても皮
膚には何の影響もありません。
瞬間接着剤で手と手がくっついても心配ありません。
すぐに取り除けます。
Q.何故そんなに効果があるのですか?
A:これは、特殊製法により作られたナノテクティを塗ると皮膚上に、正確には表皮
の角質層に特殊な皮膜ができて、この皮膜が化学物質や水からの刺激を遮断し
ます。
Q.どうして皮膜がそのような作用をするのですか?
A.:『ナノテクティ』は化学性質上その正確は疎水性で、水とは仲が悪くなるように
作られているので、どんな薬品でも劇薬でも水溶液化しているものは皮膜が受け
付けない、つまり皮膚への浸透をさせないという事なのです。
Q.一度塗るとどのくらい持つのですか?
A.:水洗いしても落ちる事無く、最低4時間は効果を維持するようにできています。
Q.何故4時間持つのですか?
A.ナノテクティは、皮膚の中、即ち皮膚の一番外側の角質層の中に浸透して皮膚
に一部となってしまうので簡単には落ちない、というよりも無くならないのです。
人体の皮膚細胞は一日に5〜6億個が消滅し新しい細胞と入れ替わっています。
即ち新陳代謝です。
角質層は約2週間で新生します。
ナノテクティの消滅も角質層の新陳代謝の時間と関係があることになります。
長時間効果を発揮するのはここに理由があります。
Q.ナノテクティは手を洗って乾燥してから使用することになっていますが手の
皮膚がひび割れの状態で乾燥しない状態の人は使用してもいいのでしょう
か?
A.:使用して結構です。
それは、体液が皮膚の割れ目ににじんでいる状態です。
体液の分子はナノテクティの分子より大きいため『ナノテクティ』を通過できませ
ん。
ですから『ナノテクティ』が患部を覆って保護する状態になりますので治りも早くな
ります。
しかしながら割れ目が出来ているということは角質層が破壊しているという事です
から刺激物との直接のコンタクトを避けたり、物理的な刺激、即ち皮膚がこすれた
り、ひっかいたりしないようにゴムやビニールの手袋をして下さい。
いずれにせよ患部を優しくいたわるようにして下さい。
Q.アレルギー反応を示す人もありますか?
A.:人によって反応する場合もありますが、これは稀です。
これはその方の体質もありますから、反応が出たら使用を差し控えた方が良いと
思います。
少しずつ使っていくうちにおさまってくるケースも多い様です。
Q.使用方法に、擦り込んだら1分ほどで効果を発揮するとありますが、何故1
分なのですか?
A.手に塗ると白いローション状のもので手が覆われます。
よく擦り込んでいきますとその白さが皮膚への浸透の為薄くなっていきます。
1分位でナノテクティはみな角質層の中にしみ込んでしまいます。
ですから、1分という時間は角質層にしみ込むまでの時間です。
Q.塗り終わって作業を開始する時、ヌルヌルするのが気になるのですが。
A.:その場合は一度石鹸洗いをして、それを落として頂いても構いません。
効果自体は何も変わりません。
Q.アトピー性皮膚炎の方が皮膚に塗ったら何か効果がありますか?
A.:『ナノテクティ』は化学物質などからの皮膚への刺激は遮断しますが、皮膚疾
患の治療薬ではありませんので効果は期待できないと思います。
ただし、外的要因によるアレルギーにおいては効果を発揮すると思います。
Q.授乳時にも有効と聞きましたが?
A.:授乳の場合授乳をはじめて乳首にひび割れができる事があります。
場合によっては乳と赤ちゃんの唾液でひび割れが悪化する事が有ります。
これらの予防にもナノテクティは有効です。
Q.印刷業界で使うトナーにも有効ですか?
A.:保護効果はあります。
『ナノテクティ』はトナーに対して不活性である事と超微粒子であるためトナーを受
け付けないという事で遮断します。
Q.その他使用するにあたり注意する点がありますか?
A.:ナノテクティは皮膚に皮膜を作りますが、この皮膚は手袋に変わるものではな
いことを認識してください。
人間の皮膚は強く出来ていますが、傷つきやすい物ですから必要なら手袋をつけ
ることをお勧めします。
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